車が2台あるときは、車検も同じ時期にした方がいい？

今や、ご主人が仕事で、奥様が生活利用で車両を所持し、ファミリーで2台以上の車を所有しているご家庭も珍しくありません。理由がなければ、2台所有するのは費用もかかりますし、メンテナンスも大変です。しかし、生活の事情であればと、その家族数は年々増加傾向にあります。車両を購入した時期によっては、車検が重なることもあるのですが、車検は2台同時に依頼したら何か変わるのかを検証してみましょう。
まず、一番気になるのは車検の費用が安くなるかどうかです。これは、予約時に割引制度はあるかもしれませんが、基本的には安くならないことが多いと考えておきましょう。理由は、車検にかかる費用にあります。まず、自賠責、重量税やリサイクル費用など、支払いの必要がある法定費用は、自動車一台に対してそれぞれかかります。2台を同時に出しても、その費用が割引になることはありません。1台ずつしっかりと税金を支払う必要があります。次に、整備にかかる費用についてですが、こちらも1台ごとに整備内容は異なり、その費用は1台ごとに発生するものです。つまり、2台以上一気に出したとしても、結局はそれぞれの車に対して作業を行うことになり、基本的に割引は適用されないということになります。割引をされたとしても、わずかだとしたら、車検を同月に受けることで、費用の負担はとても大きくなってしまうのです。
費用面だけを考えたら、車検の時期はある程度離れていた方が、一度にかかる負担も少なく、支払いや費用の工面は楽になるでしょう。しかし、車検の時期が複数になってしまいますので、忘れないように十分注意しておかなければなりません。車検は2年に1度ですから、忘れないようにするのであれば、車検を受ける月を同じにして、交互に車検がくるように設定するのがいいでしょう。複数の車両を抱えている人は、費用をなるべく軽減したいと考えます。しかし、車両は単独で利用するものであり、割引が適用されてとてもお得になるとは考えにくいのです。