車検の費用、支払うタイミングっていつ?
通常の整備の場合、完成後の引き渡しが一般的になっている料金の支払いですが、車検の費用の場合はどうなのでしょうか。普段の整備と違う点は、税金や手数料として支払うものがあるということです。そして、その費用はいつも一定であり、絶対にかかるものでもあります。業者にもよりますが、法定費用だけは先払いでお願いしますというところも多くなっています。これは、あらかじめパンフレットやホームページに記載されている場合もありますし、お店で言われてしまうこともあります。なぜならば、法定費用は税金であり、税金は自動車の所有者が支払うという考え方からそのようになっているところがあるのです。
ユーザーが先払いをしなければ、車検を通すために業者がその費用を立てかえることになります。つまり、支払うべき税金を業者が払ったことになるので、なかには嫌がる業者もいるのです。実際問題として、税金を含めた費用を支払わないという人もいるので、その対策だという話もあります。整備費用や修理などの支払いは完成時だったとしても、法定費用に関しては業者に預けてお願いをするというスタンスがいいでしょう。ほとんどの業者がそうしたいのですが、なかなか言い出せないというのもあり、最終的には終わった時にすべて清算という形を取っているところが多いです。
これが、信頼のある関係があれば問題ありませんが、先払いを求められたとしても、それは税金分ですから、素直に支払いをするようにしましょう。また、見積った費用を先払いで求めてくる業者もいます。この場合、整備代も含めてあるのですが、業者によっては先払いによる割引サービスを実施してくれるところもあります。まとめると、費用の支払いについては自賠責、重量税などの法定料金は先払いで、車検代行料金や整備費用については完成時に支払うと考えておきましょう。また、先払いによる割引を実施している業者の場合は、先払いにて支払うということも視野に入れておくといいでしょう。